「河童忌」
きょうの本棚
①「日本史の謎は「地形」でとける」竹村公太郎 PHP研究所 (291:日本地理)
河川行政に長年携わった著者がインフラという視点から日本史の謎を解き明かす。日本史好きの固定観念をひっくり返す良書。羅生門がある平安京がでてきます。
楽天ブックス > 日本史の謎は「地形」でとける②「水木しげる河童大百科」水木しげる 小学館(388:伝説・民話)
河童といえば妖怪。妖怪といえばゲゲゲの鬼太郎で有名な水木しげる先生。1983年に発売された水木しげるの異色の児童書。
楽天ブックス> 「水木しげる河童大百科」 水木しげる 小学館③「ニッポン 河童の正体」飯倉義之 新人物往来社(388:伝説・民話)
「キュウリが好きで、相撲が好き」そんな伝承が日本各地に残る「河童」の実像に迫ります。
楽天ブックス> 「ニッポン 河童の正体」 飯倉義之 新人物往来社④「文豪ストレイドッグス公式国語便覧」佐藤みずき KADOKAWA(778:映画)
マンガ「文豪ストレイドッグス」を入り口に近代文学に親しむ。芥川龍之介もこのマンガの登場人物の一人。
楽天ブックス> 「文豪ストレイドッグス公式国語便覧」佐藤みずき⑤「芥川龍之介に学ぶ 文章の基本」高橋フミアキ 第三文明社(816:文章)
芥川龍之介の文章テクニックをまねながら日記をつけることで、書く力を伸ばす。
楽天ブックス> 「芥川龍之介に学ぶ 文章の基本」 高橋フミアキ 第三文明社⑥「妖怪マンガで楽しい古典2」小松和彦監修 学研プラス(910:日本文学)
「河童」などの妖怪が登場する古典文学をマンガで紹介したものです。
楽天ブックス> 「妖怪マンガで楽しい古典2」 小松和彦監修 学研プラス⑦「東京「物ノ怪」訪問録 : 河童の懸場帖」桔梗楓 マイナビ出版(913:日本文学・小説)
河童が主役の小説を探して見つけました。真の姿が河童というイケメン主人公が仕事の傍ら、現代を生きる妖怪たちの悩みを聞いていくお話し。
楽天ブックス> 「東京「物ノ怪」訪問録 : 河童の懸場帖」桔梗楓 マイナビ出版⑧「歴史探偵 忘れ残りの記」半藤一利 文藝春秋(914:日本文学・随筆)
2021年1月に亡くなった半藤一利の最後の著作。歴史のよもやま話から悪ガキ時代まで。内田百聞の河童忌の記事があります。
楽天ブックス> 「歴史探偵 忘れ残りの記」 半藤一利 文藝春秋⑨「火のカッパ」うるしばらともゆき/文 やまなかももこ/絵 国土社(絵本)
河童の絵本といえば「はなかっぱ」(あきやまただし)が思い浮かびますが、あえて別の絵本です。
東京大空襲でカッパに助けられた少年のお話。
きょうは何の日?
「河童忌」と聞いたときはなんだか涼しそうだなと思い、暑いからこういう日なのかと思いましたが、意外にも芥川龍之介の忌日でした。
好んで「河童」の絵を描き、自分の著作にも「河童」という短編小説があることにちなむそうです。
調べるてみると芥川龍之介は三五歳という若さでなくなっています。
三五といえば芥川賞と一緒に創設された直木賞(正確には直木三十五賞)が思い浮かびます。
作家、直木三十五は三十一歳から筆名として年齢を使っていたそうで、年々、名前を変えていたようです。
なぜか、三十五歳からは改名せず、四三歳で亡くなっています。長生きしてたら、また改名していたかもしれません。
ということで、「河童」や「芥川龍之介」をテーマに本を提案しました。
それでは、また次回。
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司書のビブリオ9です。
図書館で何の本を借りたらいいか、迷っているあなた。
そんなあなたにいろいろなテーマで本をご提案します。